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インフラ導入

キャンパス向けラック構築(9ラック)

構造化されたラック設計と導入で、手戻りを抑え稼働準備を向上しました。

新設 8〜9架の設計、組立、ラベリング、配線、検証を一括提供。電源・気流の設計からドキュメント化までを網羅し、運用移管後にベンダ依存せずトラブルシュートできる体制を整備しました。

クライアント:キャンパス拡張に伴う複数ラック新設(稼働中環境)

背景

既存ルームは電力密度と配線で限界に達し、増設には安全基準(アンカー、ホット/コールドアイル、ケーブル経路)を満たす必要がありました。メンテナンス可能なのは週末のみで、施設側の承認手順も厳格でした。

課題

  • 共用の動力・配線経路を維持しつつ、新キャパシティを無停止で導入
  • 密度を上げつつ温度・気流・騒音を規定内に制御
  • MTTR を下げるラベリング標準とドキュメント類の整備
  • 3つの週末へ収める段階計画と品質ゲートの設定

アプローチ

3回の週末で段階実施し、各回に明確な完了基準を設けました。 1) ラックの配置・アンカー、ラダーラック連携、PDU 予備配置。 2) 銅線・光の幹線とパッチパネル、配線の整線・固定、QA チェックポイント。 3) 機器搭載、パッチング、検証、ドキュメント凍結。各回の最後に合同ウォークスルーとパンチリストの即日是正。

気流は吸気・排気の整合とブランキングで保持。ラベル(回路、U 位置、パネル/ポート)はテンプレート化し、キャビネットブックの標準を先行整備しました。

実装の詳細

  • 電源・気流:キャビネットごとに冗長 PDU を配し負荷分散、温度プローブを設置。コールドアイルの封止を調整し、負荷時の平均温度を −4°C 改善
  • 配線:Cat6A(銅)と OM4(光)を採用。曲率とサービスループを管理し、ラダーラックと縦型マネージャで経路を整理
  • パッチパネル・機器:スイッチ/ルータの U 位置を文書化し、ポートマップをランブックに反映。パネルは TIA‑606‑B に整合する表記で統一
  • 検証:銅は Fluke DSX、光は OTDR で 100% PASS を達成。写真と試験レポートをキャビネットブックに保管

成果

  • カットオーバー中・後の計画外停止 0 件。入退・監視も常時稼働
  • 銅/光の 100% PASS、気流の改善(平均 −4°C
  • ラベリングと文書標準により運用移管後の MTTR を 約22% 短縮
  • 将来拡張に備え、ラダーラックと PDU は余力設計

運用・移管

ポートマップや PDU 割当、気流設計の注意点をまとめたキャビネットブック、資産 ID と写真のひも付きを納品。QA ゲートやトルク規定、是正手順をランブック化し、将来の増設でも一貫した品質を担保できるようにしました。

実施内容

  • 3 週末の段階計画(設置→幹線・配線→機器・検証)と exit 基準
  • 施設安全基準と承認フローの順守(アンカー、通路、アイル封止)
  • Fluke DSX/OTDR の 100% PASS を品質ゲートに設定

次のステップ

既存列の更改へ本プレイブックを適用し、気流封止とケーブル経路の最適化を段階展開。温度・電力のしきい値は運用に引き継ぎ、ドリフトは四半期レビューで是正します。

期間

3週連続 の週末作業。資材は事前ステージングし、毎夜 QA、月曜朝に確認。パンチリストは週内にクローズし、次回窓への持ち越しを回避

使用技術

エンタープライズ スイッチ/ルータ、Cat6A/OM4、Fluke DSX、OTDR、ラダーラック/ケーブルマネージャ、TIA‑606‑B ラベリング