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クラウドインフラ

製造業向けクラウド移行

段階移行アプローチで業務継続性を維持しながらクラウド化を推進しました。

ガバナンスを備えた Azure ランディングゾーンを整備し、ASR を用いた DR と段階的な移行を実施。カットオーバー中の計画外ダウンタイムは発生しませんでした。

背景

老朽化したオンプレ環境で監視・バックアップは断片的でした。エンジニアリング負荷とサプライヤーポータルの利用増により、可用性と復旧目標の見直しが必要でした。

既存のタグ付けやバックアップポリシーはチームごとにばらつきがあり、コスト配賦や復旧監査の信頼性にも影響していました。運用体制とプラットフォームの成熟度を合わせて引き上げる必要がありました。

アプローチ

サブスクリプション階層、RBAC/PIM、ポリシー、セキュリティベースライン、監視を含むランディングゾーンを構築。移行方式(リホスト/リファクタリング/リプレース)で分類し、リスクを抑えつつ効果を最大化しました。

依存関係と切替順序をカタログ化し、波及リスクを抑えるウェーブ移行を実施。リファクタリングは軽量パターンを優先し、重要経路の長期化を避けました。運用面では所有者とエスカレーションを明確化し、四半期ごとの DR 訓練で目標を検証しました。

クライアント:日本の製造業(関東に工場、大阪にオフィス)、約700ユーザー

課題

  • 老朽化したオンプレ機器と高まるリプレイスコスト
  • 明確な RPO/RTO がなく、DR 能力が限定的

実施内容

  • 可観測性:Azure Monitor/Log Analytics、コストアラートを導入し、週次の運用レビューで改善を継続
  • サブスクリプション設計、RBAC/PIM、ポリシー/監視のベースラインを含むランディングゾーンを構築
  • コラボレーション系はリホスト+SaaS 置換を組み合わせて移行
  • 階層化ストレージ/バックアップと、セカンダリ地域への Azure Site Recovery を実装

実装の詳細

  • コスト管理:予算アラート、RI 検討サイクル、ライトサイジングのスケジュール運用
  • 運用移管:ランブックとアクショントラッカー、月次のガバナンスチェックポイントで定着を支援
  • ガバナンス:ポリシー/監査レビューを四半期で実施、姿勢ベースラインを IaC 化しドリフトを抑制
  • ネットワーク:ハブ&スポーク+プライベートエンドポイント(ExpressRoute は後続)
  • アイデンティティ:Azure AD をコントロールプレーンに、管理ロールに条件付きアクセス
  • 関連リンク:クラウドインフラITセキュリティ、詳説はブログ
  • バックアップ/DR:階層別ポリシー、四半期ごとの DR 訓練;RPO <15分、RTO <2時間を検証
  • セキュリティ:Defender for Cloud の推奨をウェーブごとに是正

次のステップ

コスト最適化(ライトサイジング/スケジュール)、データ基盤の近代化、IaC 標準化。

成果

  • インフラ TCO −23%、バックアップコスト −42%
  • 夜間バッチ処理時間 −38%
  • RPO <15分/RTO <2時間(四半期ごとの訓練で検証)

期間

9ヶ月(段階移行、カットオーバー時のダウンタイムなし)

使用技術

Azure、ASR、Azure Monitor、Defender for Cloud、Microsoft 365